天体観測

ずっと度が合っていなかったので、眼鏡を買いに行った。

 

「普段コンタクトはお使いですか?」普段はコンタクトだし、度が合っていない眼鏡で東京の街は歩けない。水戸くらいならいける。普段から眼鏡をかけていたときに、水戸から東京に行くバスに眼鏡を置き忘れたことがあり、絶望したことがある。東京が海に沈んだのかと思った。情報量が多すぎる。

 

「コンタクトの度数と同じでよろしいでしょうか?」実は、コンタクトの方も最近見えづらく感じていた。「ちょっと強くしてもらうかもしれません。」

 

視力検査をした。風がでるやつがなくてよかった。あの機械が本当に苦手。あらゆるテクノロジーのまえに、あの風がでるやつとインフルエンザの検査(鼻に信じられないくらい綿棒突っ込むやつ)を何とかしてほしい。

 

「今検査した感じだと、コンタクトでも十分見えてると思いますよ〜」

 

どうやら私の目は割としっかり見えているらしい。私の見えづらさは何なのだろう。

 

見ようとしすぎている。

 

私たちは情報の取得を視覚に頼りすぎているのかもしれない。私はそこまでして何を見たいのだろう。見えないものを見ようとしているのだ。

 

バンプかよ。

 

結局、コンタクトと同じ度数の眼鏡を購入した。フレームは自分なりに「モノとして好みかつ自分に似合う」のバランスを考えた。ただ、私は眼鏡が似合わない。

 

ちなみに、視力検査をしてくれた店員さんは瀬良社長だと思って脳内再生してほしい。リアルに出現するとクセが凄い。いい人だったけど。